こんにちは。
城東センターの小橋です。
慣れ親しくなることからつい乱れてしまいがちなのが言葉遣い。
言葉使いから誤解を生み、はたまた人間関係の崩れにも及び兼ねないとのことから
山藤課長から丁寧な言葉遣いの励行が年明けから呼びかけられました。
そこで国語講師で東進スクールでもご活躍の吉田裕子先生に「洗練された大人の言葉遣い」を
著書などから教えていただきました。
【うっかり使ってしまうおかしな日本語】
☆お先です。→お先に失礼致します。
※挨拶を短くしてしまうのは失礼にあたります。相手を軽んじているように受け止められかねません。
☆こちらでよろしかったでしょうか?→こちらでよろしいでしょうか?
※「た」が入ることで押しつけがましく聞こえる。
☆お名前を頂戴できますか?→お名前をお聞かせいただきますか?
※「頂戴できますか」から謙遜語を外すと、お名前をもらえますか?となり意味が通りません。
☆とんでもございません。→とんでもないことでございます。
※「とんでもない」は「切ない」「はかない」などと同様に一語の形容詞です。「切ない」を
「切ございません」となり意味が通じなくなるように「とんでもございません」は文法的に
間違っています。
【気持ちが伝わらない称賛や感想】
☆なるほどですね。本当、おっしゃる通りです。→ごもっともです。
※同調する言葉が多すぎると嘘に感じられるかも。頷きや表情で補いつつ短くシンプルな言葉で
表現しましょう。
☆〇〇さんばかりずるいですよ。→私もあやかりたいものです。
※「ずるい」「不公平」などやっかみに聞こえる言い方は避けましょう。品位を下げないためにも
少々古風で上品に聞こえる「あやかる」という便利な言い方を覚えておきましょう。
☆突然のことですが、そつなくこなされましたね。
→突然のことでしたが、さすがでいらっしゃいました。
※「そつ(が)ない」は誉め言葉ではありません。「無難に」「小器用に」という語感が伴っています。
実力を認めて絶賛する言葉ではないので、言われた相手は褒められた気がしません。
【心がこもっていない挨拶】
☆初めまして。→お目にかかれて光栄です。
※「初めまして」の一言だけではあまり相手の印象に残りません。初対面の一言は大きな
印象を残します。合えて嬉しい気持ちを「お目通りがかない嬉しく存じます」などと率直に
伝え、場を暖めましょう。
☆つまらない物ですが。→ほんの心ばかりの品ですが。
※「心ばかりの品」は「ちょっと心の一部を表しただけで物自体は大したものではございません。」
という意味。卑屈に聞こえてしまう「つまらない物」「粗品」の代わりに使うと小粋です。
☆風邪をひきやすい時期ですので、ご注意ください。→時節柄、お風邪など召されませんように。
※「召す」は「自分の身に取り込む」という意味の尊敬語。「お年を召す」「お気に召す」など
と使います。敬語になるうえ、柔らかで上品な響きになります。
以上 一部ですが、皆さんいかがでしょうか?
小橋は間違った使い方をたくさんしていました(反省)( ;∀;)
城東センターは移行、B型職員一同丁寧な言葉遣いをさらに身につけ、人としても洗練された職員を
目指して参ります。
今年もたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
来年も何卒宜しくお願い申し上げます。